超精密立型ハイレシプロ成形研削盤 VHGseries | インコネル・難削材加工
砥石・ワークへのダメージを抑え、高精度・高能率・省コストなインコネル加工・難削材加工を実現。ハイレシプロ研削盤VHGseries。


インコネル・難削材の総型成形加工などの加工事例
物理現象、原理原則を見つめて誕生したかつてない高能率・高精度加工。

■タービンブレード部材の精密総型成形加工1
形状誤差±1μm以内に加工可能。材質はインコネル主体の合金。

■インコネルの形状加工
研削長最大160mmまで可能。
高硬度・目詰りを起こしやすい特殊合金も
砥石を減らさず高精度・高能率に研削。
1.400往復/minで
驚異の高精度・高能率加工。
ワーク及び砥石へのダメージを極少に抑えつつ、能率・精度の良い加工を実現するために立型のハイレシプロテーブルを搭載(VHG-80では60mmストロークで1分間に最大400往復が可能)。1回あたりの切り込み量を微小にすることでワーク及び砥石へのダメージが極小にでき、単位時間当たりの加工量は大きい高精度・高能率な加工が可能です。
2.反転ショック、摩擦のないテーブル機構。
テーブル案内面にはナガセ独自の非接触油静圧案内を採用。摩擦・摩耗がなく、振動減衰性に優れ、さらにテーブル反転構造をミューチュアルバイブイレーズ機構にすることで振動を極小化。テーブル上に10円玉を立てて、運動させても倒れないほどの超低振動な反転を実現しています。
3.高剛性水平切り込み軸・
前後位置合わせ軸による、超微細切り込み。
砥石スピンドルの水平切り込み・前後位置合わせ軸に高剛性ころがり案内を採用。位置の再現性が高く、正確な0.1μm単位の微細切り込みが可能。
4.両サイドに高剛性、高精度スピンドル。
水平方向に配置された高剛性砥石スピンドルにより、両面同時加工が可能。ワーク両面の応力バランスが保たれるため砥石・ワークへのダメージが少なく、一度成形した砥石形状が崩れにくく、砥石寿命が従来方式に比べ大幅に延びることがわかっています。
5.左右ロータリドレッサ搭載で
さらに高能率・高精度。
左右砥石スピンドルの両端にロータリドレッサを搭載。適宜ドレス成型が可能であるため砥石の形状崩れや砥粒の磨滅を防ぎ、安定して高精度・高能率な加工を実現します。

■立型ハイレシプロ加工の様子
左右の総型砥石の形状を、中央のテーブルにセットしたワークに転写する。

■立てた10円玉が倒れない、超低振動立型ハイレシプロテーブル
難削材高精度成形加工を可能にした高剛性マシン。

○超精密立型ハイレシプロ成形研削盤 VHG-160
最高150往復/min(160mmストローク時)の超高速縦型ハイレシプロテーブルを搭載。ミューチュアルバイブイレーズ機構により、研削面に影響するテーブル反転ショックを極少に抑えました。また、高剛性砥石スピンドルと高精度転がり案内を採用した水平切り込み軸・前後合わせ軸により、難削材にも確実な切り込みを行えます。


○高精度・高能率総型成形研削盤 SGC-96
砥石の総型成形後、スチール・セラミックスはもとより新素材・難削材に至るまで高能率な総型成形研削加工を実現。従来にない正確な位置決めと剛性を実現し、素材における加工ダメージを極少化。加工負荷変動や姿勢変化といった直角平行精度の誤差の影響を抑え、加工精度を高める構造を採用しています。多彩な案内面構造の組み合わせと周辺システムの搭載が可能です。

機種/項目 | 研削長 | ストローク (左右×前後) |
研削幅 | 前後最小単位 | 左右最小単位 | 搭載可能重量 | 砥石サイズ (外径×幅×内径) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
mm | mm | mm | mm | mm | kg | mm | |
VHG-80 | 80 | 40×80 | 50(60) | 0.0001 | 0.0001 | 15 | φ250〜450×50(60)×φ127 |
VHG-160 | 160 | 100×160 | 80 | 0.0001 | 0.0001 | 35 | φ250〜φ405×80×φ127 |
機種/項目 | サイズ | チャック寸法 | テーブル移動量 (左右×前後) |
テーブル上面 スピンドルセンタ |
上下最小単位 | 前後最小単位 | 砥石サイズ (外径×幅×内径) |
砥石軸 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
mm | mm | mm | mm | mm | mm | mm | kW | |
SGC | 96 | − | 1170×470 | 820 | 0.0001 | 0.0001 | φ250〜510×38〜50×φ127 | 7.5 |
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